
セキセイインコは熱帯・亜熱帯が生息地なので、寒さに弱い生き物です。
日本の寒さも寒暖差も得意ではないため、寒い季節には保温が必要です。

わが家でも、2月にやってきたセキセイインコのぴよちゃんには来た日からヒーターを使っています。

快適♪
保温をすることで体力の消耗や免疫力の低下を防げます。
インコ用のヒーターもたくさん売っています。
しかし、
インコにヒーターが必要なのはいつからいつまで?
ヒーターを安全に使うにはどうすればいい?
など、迷いますよね。
昼間や寝る時のヒーターの使い分けについてもご紹介します。
ぜひご覧ください。
セキセイインコのヒーター使用はいつからいつまで?

健康な成鳥の場合、ヒーターは室温が15℃を下回る時期に利用しましょう。
昼間は暖かくても夜は冷え込む秋ごろから用意します。
これは日本の多くの地域では10月頃~3月頃です。
ヒナや老鳥、体調を崩している鳥の場合は28℃~30℃が最適温度のため、この限りではありません。

寒くなると、片足を体にうずめたり膨らんだりするインコの姿がみられます。
インコがこのような様子になると寒がっているので、保温してあげましょう。
セキセイインコに適した温度は15℃~25℃。(最適温度は20℃~25℃あたり)
※ヒナや体調を崩している鳥の場合は28℃~30℃。
参考:いちばんよくわかる!インコの飼い方・暮らし方 監修 青沼陽子
健康な鳥でも、15℃を下回ると体力を消耗して免疫力も下がりやすくなります。
年中一定温度であまりに快適すぎる環境をつくると温度変化に弱い体になってしまうので、ある程度季節の気温変化に慣れることも必要ですが、寒すぎる環境はインコの体にとって危険です。
昔実家で飼っていたインコは一年中ヒーターを使っておらず防寒は毛布だけでしたが、今考えると長生きしていませんでした。
健康を考えると保温は必要です。
セキセイインコのヒーターの設置方法
セキセイインコのヒーターを設置する場所は、止まり木タイプ以外はカゴの外側壁面です。

インコがやけどをしないようにカゴの外側につけます。
また、ヒーターのコードがインコにかじられないよう工夫が必要です。
ヒーターは便利ですが、注意しないと火事・やけど・熱中症などの恐れがあります。
温度調整ができるように、サーモスタットの使用を強くおすすめします。
サーモスタットがあれば、設定温度以下になると電源が入り設定した温度以上になると電源が切れるので、温度の上がり過ぎやヒーターのつけ忘れが防げます。
夜間や、家を空ける場合にも安心です。
サーモスタットはヒーターのコードにつないで使います。
セキセイインコのヒーターの種類
セキセイインコのヒーターの種類は3種類あります。
おおまかに特徴をまとめるとこのような感じです。
・保温電球タイプ・・・価格が安く暖まりやすい。高温になりやすいのでやけどに注意。
・パネルヒータータイプ・・・ほんわりと暖まり使いやすい。遠くまで暖まりにくい。
・とまり木タイプ・・・部分的にしか暖まらないので補助的な商品。低温やけどに注意。
一番使いやすく安価なのは保温電球タイプです。
わが家(中国地方)では、当たってもやけどの心配が少ないパネルヒータータイプを利用しています。
寒い地方ではパネルヒーターだけでは暖まりにくいかも知れません。
セキセイインコのヒーター取り付け例

使っているヒーターは株式会社三晃商会の『外付けスリムヒーター15w』です。
サーモスタットを常に併用して温度管理をしています。
使っているサーモスタットはこちらです。
パネルヒーターは「発熱面にものが当たらないように」と注意書きがあるので、
わが家では止まり木から少し前にずらして設置しています。

また、可燃物とふれないように、ヒーターまわりにダイソーで買ったワイヤーカゴをとりつけています。

ヒーターの上から毛布をかけるので、ヒーター部分に触れないように空間を作るためです。

ワイヤーカゴにひっかけ部分があり、鳥カゴに引っ掛けるとヒーターのまわりに7cmほど空間が作れます。
インコのそばに温度計をつるしておくと、温度確認がしやすく便利です。
↑ひっかける穴が裏についているので便利です。

夜は温かい空気が逃げないように、鳥かごの上に毛布をかけています。
昼間のヒーター使用について

わが家では昼間はリビングにインコがいます。
人間も集まる部屋なので、人間用のエアコンやヒーターなどがついていて部屋が暖かい場合が多いです。
インコ用ヒーターにはサーモスタットを付けているので、温かい場合は自動的に電源OFFになります。
人間が出かけているときは室温が下がるとインコ用ヒーターが付くようにしています。
夜間のヒーター使用について

インコの寝る時間が人間より早いので、わが家では日が落ちると鳥カゴの上に毛布をかけます。
暗くなると寝ています。

窒息しないように、右のほうにすき間をあけて空気が入るようにしています。
サーモスタットの温度は21~22℃です。
そして、家族が寝室に行く時間にに毛布の上に鳥かご用ビニールをかけてエアコンなどを消しています。

右側はビニールにも切り目を入れて、少しすき間をあけています。
この方法で、中国地方のわが家では2~3月頃の室温が10℃を下回った朝方でも、鳥かごのヒーター付近は18℃前後を保てていました。
まとめ
今回は、インコの冬対策とヒーターについて書きました。
ヒーターは便利ですが、大きな危険性もはらんでいます。
安全にインコを飼育するために、ヒーターを使うときのポイントはこちらです。
・気温が15℃を下回るとヒーターを使って保温する
・温度の上がり過ぎを防ぐためにサーモスタットを併用する
・インコがやけどしない位置にヒーターを設置する
・ヒーターから発火しないように、ヒーターに物が直接触れないようにする
インコの冬対策を考えている方は参考にしてみてください。
コメント