カブトムシがさなぎになって嬉しい!
と思った矢先、コバエが大量発生してしまうことがあります。
カブトムシがさなぎ以外の時期なら
コバエが大量発生した場合は土を全部取りかえてしまうのが一番です。
でも、さなぎの状態だと動かせないので土が取りかえられないですよね。
この記事では、
カブトムシがさなぎの時に大量発生するコバエの種類は何なのか?
コバエが大量発生したときにわが家が試した対処法
をご紹介します。
注意
コバエの情報がたくさん出てくるので、嫌な方はこのページを閉じてください。
コバエ対策をいろいろ試してみましたので、わが家の経験をよろしければご覧ください。
幼虫の育て方はこちらの記事もどうぞ。
カブトムシがさなぎの時に大量発生するコバエは「キノコバエ」
まずは、さなぎ時期に大量発生したコバエの種類をお伝えします。
コバエにもいろんな種類のものがいますが、さなぎの時期に発生するのはほぼ「キノコバエ」です。
なぜなら、キノコバエは主に腐葉土やたい肥に発生するからです。
観葉植物などにも発生するコバエだそうで、
さなぎの時期にはケース内に土しかないので、キノコバエが発生していると思われます。
キノコバエは高温多湿を好むため、特に梅雨の時期に発生しやすいハエです。
土の中に産み付けられた卵は、成虫になるまでの期間がなんと15日~1か月ほどという超ハイスピードだそう。
成虫になるとまた3~4日で産卵を始め、1度に60個~80個ほど卵を産むので、放っておくとどんどん増えます。
恐ろしや。
カブトムシさなぎケースにコバエが大量発生したらどうする?
コバエが発生したときの一番の対処法は、
これです。
どんどん産卵するので、少しずつ追い払ってもすべてを取り除けないのです。
しかし、カブトムシがさなぎになってしまっている場合は、土を掘り返せません。
もしさなぎの蛹室を壊してしまったら、さなぎは死んでしまう可能性が大だからです。
そんなときはどうするかというと、
わが家ではまず、大量発生したコバエがケースから出て家の中を飛び回らないように
新聞紙やコバエよけシートをケースに挟みました。
新聞紙をはさんでも、カブトムシのさなぎはちゃんと息できます。
新聞紙やシートをはさむと、家の中を飛び回るコバエは多少減ったものの、
ケース内はコバエがさらに増殖し、ひどいことになってしまいました。
家の中では絶対にケースは開けられない状態になったため、
毎日外に出して少しずつ追い払います。
ほとんど追い払ったと思っても、次の日にはまた百数匹ほど大量発生する日々が続きました。
ヤバすぎる。
カブトムシケースのコバエ撃退に試した方法
さなぎのケースにコバエが大量発生した場合、土が取りかえられません。
そこでカブトムシが羽化するまで、コバエを少しずつでも撃退することにしました。
いろんな方法を試した結果をまとめましたので、嫌でなければご覧ください。
毎日外にコバエを追い出す
毎日外でフタを開けてほうきで追い出しました。
追い出しても追い出しても、1日経つとまた大量発生してしまっていました。
市販のコバエ誘因剤を使う
臭いで誘い入れるタイプのものです。
ケースの外に置いておくと数匹かかっていましたが、特にケース内のコバエを減らせませんでした。
気持ちマシかなという程度。
ケースにカエルを投入する
庭にアマガエルが結構いるので、食べてくれるのを期待してケース内に入れてみました。
カエルは水を入れておかないと生きられないので、カップに入れた水も一緒にセットします。
結果、食べている所は1度も見られませんでした。
コバエが多すぎるので最終的にはカエルの顔にコバエがとまる始末。
かわいそうなので2日で逃がしました。
自作のコバエ取りを使う
いらないカップに酢とめんつゆを計量スプーン大1ずつ入れ、皿洗い用洗剤を数滴たらしたものを飼育ケース内にセットしました。
結果、液の中にこれでもかというほどのコバエが。
なんと数百匹ものコバエがとれました。
画像は自粛します。
しかし、カブトムシが羽化してカブトムシにまで液がかかったら危険なので、ずっとは無理だと思いやめました。
コバエ粘着シートをフタ裏に取り付ける
100均のカブトムシ飼育用コバエ取りシートをケース内の天井にセットしました。
結果、けっこうとれました。
粘着系がいいのだと思い、100均のつるすタイプのコバエ取り粘着シートを天井に貼り付けてみると、面積が広いためもっともっととれました。
数百匹のコバエがつかまりました。
こちらも画像は自粛します。
こちらもおすすめです。
※カブトムシが成虫になったら、カブトムシがくっついてしまうので外してください。
ゴキブリホイホイをフタ裏に取り付ける
粘着系の面積がとにかくあればいいのだと思い、100均のゴキブリホイホイをケース天井裏に貼り付けてみました。
コバエ用の粘着じゃないためか、あまりとれませんでした。 やはりコバエ用がいいようです。
コバエ撃退法をいろいろ試した結果
コバエは、時間が経っても減りませんでした。
さなぎを守るには、コバエが出てこないようにシートをかけて、さなぎが羽化するのを待つしかありません。
またはさなぎを取り出して人口蛹室を作る手もありますが、とても危険です。
わが家では、いろいろコバエ駆除をしましたが、
比較的コバエがよく取れた方法は、
つるすタイプのコバエ取り粘着シートを飼育ケースの天井に貼り付けることでした。
しかしシートを貼り付けても結局、カブトムシがすべて成虫になるまでコバエはいつまでも湧き続けました。
毎日追い出しながら粘着シートで捕獲しました。
成虫になったらすぐに、土を全取り換えしたのは言うまでもありません。
☆わが家で使用中の土です
成虫になったカブトムシには、コバエが侵入できないようにケースにコバエよけシートや新聞紙をかぶせています。
コバエは侵入させないことが一番だと悟った経験でした。
飼育ケースを用意したタイミングで、コバエよけシートや新聞紙をかぶせるのが一番だと思います。
【2024年6月24日追記】
コバエが大量発生した翌年は、卵の段階からずっとコバエよけシートを挟んでいたので、
コバエは1匹も発生しませんでした!
または、コバエがよけられるケースを使うのも手です。
どうしても湧いて仕方ないときはコバエ取り粘着シートで駆除。
※カブトムシが成虫になったら、飛んだカブトムシがくっついてしまうので外しましょう。
皆さんもぜひ快適カブトムシ飼育を!
この記事が参考になれば幸いです。
カブトムシがなかなか土からでてこないときの対策は、こちらをご覧ください↓
コメント
カブトムシサナギ蛹室の中にコバエがいる場合もそのまま羽化になるまで放置ですか?
コメントありがとうございます。
わが家では、サナギの蛹室や人口蛹室にもコバエが入り込んでいましたが、羽化するまでそのままにしていました。蛹室を触って壊す方が危険だと判断したからです。
数匹蛹室に入っているだけならあまり問題ないように思いました。あくまでもわが家の話ですが、参考になさってください。
ありがとうございます。そのまま羽化になるまでコバエ対策し頑張ります。成虫が楽しみです。カビは大丈夫なんですよね?1ケースにカビカビで心配なんですが。
容器でかいの買ったけど蛹室になっているか見れません。
あまりに土の環境が悪ければだめかもしれませんが、わが家でも白いカビならよく生えていました。
蛹室は、容器沿いに作ってくれないと見えませんよね。
容器が大きくて土もたくさん入っているなら大丈夫ではないでしょうか!
羽化楽しみですね♪
お返事ありがとうございます。助かりました。参考にし、成虫になるまで様子みますね。北海道は梅雨が無いですが、湿度が高いときがある。朝晩涼しいし。初めてだらけでしたが安心しましたぁ~
気候によっても羽化の速度などが違うと思います。わが家と友人宅は同じ市内ですが、部屋の温度など環境の違いで羽化の速度が違いました。
北海道は梅雨がなくても湿度が高い日もあるんですね!
無事羽化することを願ってます!(^^)!