
ノートパソコンが突然つかなくなった経験はありませんか?
私も最近、電源を押しても反応せず、充電ランプも点かないという状況に直面しました。
ノートパソコンには手前にいくつかランプがありますが、どれも全くつかない状態でした。
一見すると「もう壊れたのでは」と思いましたが、ある方法を試した結果、無事に復旧しました。
この記事ではその体験談と、**なぜ復旧したのか考えられる理由(推測含む)を紹介します。
※技術的な説明は2025年9月時点の一般的な知見に基づきます。

ちなみに、ランプはついているけど電源が付かない場合は、いったん電源ボタンを長押し(10秒以上)でシャットダウンさせた後、再び電源ボタンを短く押すとつく場合があります。
実際に試した手順(体験談)
パソコンのランプさえつかなくなり、反応しなくなったときに私が実際に行ったのは以下の手順です。
1.ノートパソコンのバッテリーを外す(外せるタイプの機種です)。
2.ACアダプターも外し、完全に電源がつながっていない状態にする。

3.そのまま 約1時間放置。
4.再度バッテリーを装着し、ACアダプターを接続。
5.するとすぐには反応しませんでしたが、30分ほど経過してから充電ランプが点灯。

正直「もうダメかもしれない」と思っていたので、ランプが点いた瞬間はかなりホッとしました。
なぜ復旧したのか?(推測と可能性)
ここからは推測ですが、考えられる理由を複数挙げ、それぞれの根拠を示します。
1. バッテリーの保護回路が働いていた可能性
リチウムイオン電池には「過放電や異常電流を防ぐ保護回路(BMS)」が搭載されています。
一時的に回路が電流供給を遮断していたものの、完全に電源を切って時間を置いたことでリセットされ、再び通電が可能になったと考えられます。

例外ですが、バッテリー自体が物理的に故障・劣化している場合は復旧しません。
2. 電源管理回路(EC/PMIC)のリセット
ノートPCのマザーボードには、電源を順序どおりに立ち上げる「組み込みコントローラ(EC)」や「電源管理IC(PMIC)」があります。
これらが一時的にハングアップ(異常によって機能停止すること)すると電源が入らなくなることがあります。
バッテリーとACアダプターを外して内部の電気を放電させることでリセットがかかり、正常に戻った可能性があります。
3. 接点不良が改善された可能性
バッテリーやACアダプターの接続部分に酸化膜や汚れがあると、電気が通りにくくなることがあります。
抜き差しをすることで接点が改善され、一時的に通電が回復した可能性もあります。
4. バッテリーの深放電からの復帰
バッテリーが極端に放電されている場合、充電回路は安全のために「ごく弱い電流」で充電を開始します。
しばらく時間が経ち、電圧が安全域まで回復した時点で充電ランプが点灯し、通常充電に切り替わります。
「30分後にランプが点いた」という現象は、このパターンに近いと考えられます。
一般的な傾向と例外
一般的には、完全に電源を断ってしばらく放置すると、保護回路や電源管理回路がリセットされ、復旧するケースがあります。
例外として、
- バッテリー自体の劣化・故障
- ACアダプターの不良
- マザーボードの回路故障
などの場合は、この方法では復旧しません。
注意点と再発防止

- 内蔵バッテリーを外せない機種は、無理に分解すると感電や故障のリスクがあるため、必ずメーカーや修理業者に相談する。
- バッテリーが膨張している、異常に熱を持っている場合は使用を中止する。
- データは突然失われる可能性があるため、定期的にバックアップを取ることを強くおすすめします。
- 同じ症状が繰り返される場合は、部品交換や専門的な修理が必要な可能性があります。専門家に確認することをお勧めします。
まとめ

今回私は「バッテリーとACアダプターを外して1時間放置→戻して30分待つ」という方法で、電源が入らなかったノートパソコンを復旧できました。
ただしこれはあくまで一例であり、必ずしも同じ方法で直るわけではありません。
復旧した理由についてもいくつかの可能性を提示しましたが、正確な原因特定には専門の診断が必要です。
それでも「もうダメかも」と思ったときに、試す価値のある手順だと感じています。
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