朝、昼、晩、毎日3回の食事。
親は栄養を考えて作っているのに、あまり食べない!と悩むことがありませんか。
食べようと誘ってもなかなか食べず、一時はしんどくて教育相談に泣きながら電話をしたことがある私です。
この記事では、試行錯誤してわが家が行って有効だった方法をまとめました。
・いろんな方法を試してみたがご飯をあまり食べなくて困っている
・他の人は食べない時にどうしているのか気になる
・とにかく栄養をとらせたい
こんな方に読んでもらいたい記事です。
わが家にも2人の子どもがいますが、2人ともご飯を食べることにはあんまり興味がありませんでした。今は9歳と5歳のわが子たちですが、2人とも5歳ごろまでは食事どきにはとても苦戦しました。
下の子は今も少し苦戦中です。
それではご覧ください。
どんな感じで子どもがご飯を食べないか
わが家はこんな感じでした。
- そもそもご飯の時間に呼んでも食卓に来ない。
- ご飯だけ3口ほど食べて、「もういらない」と言う
- 少し食べては歩き回る
- ご飯は食べないのに、「お菓子食べたい」と言う。
こんなに食べなくて大丈夫かなと心配になりますよね。うちは小柄なので、特に心配でした。
周りにはなかなか分かってもらえない悩みですよね。
子どもがご飯を食べないときどうしたらいいの?
この記事では、わが家の対処法を、経験から書いてみたいと思います。
結論から言うと、以下のことがポイントです。
- 食事マナーは大目に見る
- とにかく食べられるものを少しだけ
- 子どもの気持ちを盛り上げる
座って食べるのは、習慣づけが大事なのだと思いますが、小さいときは難しいと思います。
正直、食べるのが好きな子じゃないと、ずっと座っているのは無理です。
そのためせめて、「いただきます」だけは椅子でさせるようにしていました。
完ぺきを求めるとしんどいので、歩きだしたら一応注意すればいいと思います。
私は、座らないわが子を見て、イライラしたり、怒って泣いたりしたことも数知れません。
無理に最後まで座らせようとしつけたこともあります。
でも、雰囲気も悪くなるし、余計食べたくなくなるし…。
そうしているより、うちの場合はまず、栄養をとらせることを重要視しました。
食べない子どもに栄養をとらせる4つの具体的方法
食べられそうなものを少しずつ、をモットーに、わが家で行っていた具体的な方法をご紹介します。
一口だけ
目玉焼き一つだけ焼いておいて、醤油をかける。ひと口サイズをフォークで刺したものを、「貧血予防~」と言いながら口にもっていってやる。
➡️1人ひと口かふた口しか食べないので、あえてひと口ずつ食べさせる。
お菓子感覚のたべもの
鶏皮を小さく切ってフライパンでカリッと炒める。
それに塩コショウをふる。
➡️お菓子感覚でわりと食べる。(素手で)
でもたんぱく質など栄養はあります。
天かすとふりかけを利用
天かす、ふりかけでご飯を食べさせる。
➡️天かすをかけると、わが家ではなぜか白ご飯でも食べたがります。
上の子も下の子もでした。
9歳と5歳になっても、天かすをかけるのが好きです。
野菜はそのまま
大根やニンジン、キュウリをスティック状にしてそのまま食べさせる。
煮たり炒めたりすると食べられないものが、生野菜そのままの味だとなぜか食べる場合があります。いろんな味が混ざっているものが嫌なことも。
食べさせる4つのコミュニケーション裏技(2歳ごろ~)
少し体力はいりますが、食べさせ方のくふうで食べる場合があります。
たべものと会話
たべものにアテレコします。
・「ニンジンが何か言ってるよ」と言い、裏声で「〇〇ちゃんのお腹の中でどうしても遊んでみたいんだけど~」
・ダイコンが泣いてるよ「なんで私だけお腹に入れないの。うあああー(かなりリアルに泣く)」
・「友達のじゃがいもとお腹の中で約束してるんだけど」
・「今日お腹の中でコンサートがあるんだけど」
お菓子と一緒に食べる
ご飯、お菓子、ご飯、お菓子を順番に1口ずつ食べさせる。
・1口食べたらお菓子食べられるよ。と言って、お菓子になりきって「ちらっ」と少し机の下などからのぞかせる。
食べる理由を話す
食べる理由を話してプレゼンテーションします。
3~4歳ごろから有効です。
「筋肉がないとしっかり走れないからおにくを食べよう。」
目をあかんべさせて、「白っぽかったら貧血だから、血が足りてないよ。血を作るものを食べなきゃ!肉やホウレンソウで血が作れるよ。」
など話しながら食べさせると、危機感から食べる気になる場合もあります。
食べない場合の最終裏ワザ
食べやすくする方法をいくつかあげました。
とはいえ、なんでご飯を食べるたびにここまでおぜん立てしなければいけないのか、と疲れてくるので毎回はできませんよね。
そんなときの最終裏ワザをご紹介します。
テレビを見させながら、ぼーっとしている所に口に入れる
絶対に栄養士さんが教えない方法ですよね。
でも、とにかく栄養が取れますし、お皿は空になります。ずっとじゃなければ大丈夫です。体が大きくなったら今よりは絶対に食べるようになります。
甘えて食べさせて欲しがる場合もあります。何口か自分で食べたらあとは食べさせるのもありです。わが家では上の子はなんと6歳ごろまでわりと「食べさせて」がありました。
下の子5歳時点でときどきあります。
口に入れても出すものはあきらめる
どうしても受け付けないのでしょう。また、後日出したら食べられるようになる場合もあります。
親がどうしてもしんどかったら育児相談もいいよ
子どもがご飯を食べなくて困ったときは、自分だけの力でなんとかできないときもあります。
そんなときは、親子手帳に書いてある「育児相談」に電話するのがおすすめです。
なにかしらのアドバイスをもらえるので、助けになると思います。
私もせっぱつまったときは利用していました。
「おかあさん、今すぐご飯を片づけて休んで」と言われたこともあります。
今思うとノイローゼになっていたと思います。
そりゃそうですよね。子どもがご飯をあまり食べなかったら不安ですよ。
そんなときは、誰かに相談するだけでも解決策が見つかることもあります。
おわりに
私は、毎日子どもが食事時間に食べなくてまいっていたとき、どうしようもなくイライラしたり泣いたりしていました。
そんなときは、親子手帳に書いてある「育児相談」に電話していました。
これはまいってしまったときにはおすすめです。
「おかあさん、もうおかあさんが限界だからいますぐご飯を片付けて。大丈夫だから」
と優しく言っていただいたことは忘れません。
その言葉で食べるようになったわけではありませんが、自分の気持ちが落ち着いて育児がいい方向に向かったのは事実です。
わが子は、昼から夜にかけてにまんじゅう1個しか食べずに寝て、翌日低血糖になってしまったこともありました。
育児書通りの育児などできない子もたくさんいるので、常識をいったん捨てていいときもあると私は考えます。
少しでもこの記事が、読んで下さった方のお役に立てると幸いです。
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