前回、カブトムシが土の上でさなぎになってしまったので、
キッチンペーパーの芯とペットボトルで人口蛹室を作りました。
今回はその後のご報告をします。
結論から申しますと、土の上でさなぎになった3匹中、2匹が羽化、1匹が羽化失敗しました。
この記事では、こちらの内容が書いてあります。
・人口蛹室での羽化までの経緯
・羽化の失敗と成功を分けた原因
・ペットボトル蛹室とキッチンペーパーの芯蛹室の違い
よろしければご覧ください。
カブトムシのさなぎを土の上から移動したあとの経緯
人口蛹室での経緯を、1匹ずつ簡単に記録します。
1匹目・メス羽化(羽がおかしい)
キッチンペーパーの芯の蛹室で育てたメスのカブトムシです。
蛹室から抜け出す数日前から、写真のように白いものをつけていました。
そして、さなぎになってから23日後に羽化。
自分で土を掘って蛹室から抜け出しました。
おしりに白いものがついていますが、羽がうまくできてないものだと思われます。
何日かすると白い部分がしわくちゃになって取れ、目立たなくなってきました。
でも飛べないようです。
飛べないけど、しっかり食べて動き回って元気に過ごしています。
2匹目・オス羽化(元気)
ペットボトルの蛹室で育てたオスのカブトムシです。
さなぎになってから24日後の羽化でした。
元気な状態で、夜の間に自分でペットボトルを登って抜け出していました。
完全に羽化成功です。
3匹目・オス動かなくなる(ほぼできていたが羽が伸びていた)
さなぎから24日経ち、だんだんと黒っぽくなって皮を脱いでいたのですが、なかなか出てこないので確認したところ、動かなくなっていました。
見るとうまく羽化できていなかったようです。
途中までうまくいっているように見えて、あと少しだったのに残念です。
キッチンペーパーの蛹室も、下の方がぐちゃぐちゃになって土とまざってしまっていました。
キッチンペーパーの芯とペットボトル蛹室の違い
今回育ててみて、キッチンペーパーの方は、管理の仕方が悪かったと思います。
蛹室の時期はケースを動かしてはいけない、さなぎが横にならない空間を作らなければならないと聞いていたのに、キッチンペーパーの方は半分壊れてしまっていたので反省しました。
ここで2つの蛹室の特徴をまとめます。
キッチンペーパーの芯
・すぐに乾くので湿度管理が難しい
霧吹きで水分を追加するが、カブトムシにもかかるので危険。しめらせすぎるとカビが生える
・カブトムシが固定されない
切ったことにより幅が広くなってしまい、カブトムシが横になることもあった (私のミス)
直径6cmで固定してうまく作るといいかも
・蛹室の作り方にも工夫が必要
芯は手に入りやすいが、幅が狭かったり底がなかったりするので蛹室の作り方に少し悩む
ペットボトル
・湿度管理しなくていい
はじめに濡らしたティッシュペーパーがずっと適度に湿っていた。フタをかぶせておくとさらにいい
・カブトムシがうまく固定される
ケースに強度があるので壊れにくく、適度に動ける
・蛹室が作りやすい
小さいペットボトル(200ml)は手に入りにくいが、形がしっかりしているので蛹室の作り方は簡単(直径6cmがちょうど良かった)
今回3つの蛹室で育てた結果、ペットボトルが管理も簡単で羽化成功しやすいのではないかと思います。
ペットボトルの蛹室は放置していても大丈夫ですし、作り方も簡単でした。
ちなみに、350mlよりも小さい200mlペットボトルが蛹室にはベストだと思います。
このタイプです。
トイレットペーパーやキッチンペーパーの芯でもうまく管理すればいいと思いますが、少し難しかったです。
また、蛹室内でカブトムシが動きすぎて横になってしまうと良くないようなので、直径6cm程度にすることが重要だと思いました。
土の上から蛹室に移動する時期にも問題があった?
最後に人口蛹室に移動したカブトムシは羽化失敗してしまいましたが、
土の上でさなぎになっているのを発見した翌日に人口蛹室に移動しました。
もう少し体がしっかりしてから動かすべきだったかもしれません。
土の上から人口蛹室に移したカブトムシの羽化まとめ
わが家の、土の上でさなぎになった3匹のカブトムシを人口蛹室で育てた結果、
1匹羽化不全だが元気 1匹元気に羽化 1匹羽化失敗で亡くなる
という結果になりました。
こちらに今回の教訓をまとめました。
・カブトムシはやはり土の中以外でさなぎになると危険。
・人口蛹室は直径6cmの小さめペットボトルで作ると、管理しやすく成功しやすい。
・トイレットペーパーの芯やキッチンペーパーの芯の人口蛹室は管理が少し難しい。
この記事が参考になると幸いです。
コメント
残念ながら一匹メスだめでした。羽根がきれいにならなくてなくなりました
メス一匹残念でしたね。
コバエが蛹室に入っていたさなぎでしょうか?