だしパックのだし殻は肥料になる?だしパック肥料を使ってみた結果

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生活情報
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毎日の料理で使う「だしパック」。

使い終わっただしパックを毎回捨てるのはもったいないですよね。

筆者
筆者

魚粉という肥料もあるぐらいだし、使えるのでは?

使い終わっただしパックは肥料に使えないかと、今回私はいろいろ考察してみました。

この記事では、使い終わっただしパックを肥料にしてみた体験談と、だしパックがどのような効果があるのかをまとめています。

ぜひご覧ください。

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だしパックを肥料にする方法

だしパックの成分は、魚が原材料なことが多いです。

出汁を取ったあとのだし殻は、水分をたっぷり含んでいます。

このままでは腐敗や悪臭、虫の発生の原因になるらしいです。

まずはしっかりと乾燥させることにしました。

だしパックの水分をなくす

筆者
筆者

私は以下の方法で乾かしています。

この方法だと簡単だよ。

だしを取ったあとのだしパックは、水気を絞ってお皿の上に置き、冷蔵庫に入れておきます。

数日おいておくとベスト。

この時点でだいぶ水分が減りパサパサになります。

私はこのまままくこともありますが、特に虫がわくことはないです。

余裕があれば、ボールに入れて日光がよく当たる場所に放置!

するとカラカラになります。

砕くとパラパラに。

特に夏場はよく乾きます。

卵の殻をまぜると、さらに栄養価が増すそうなので、混ぜることもあります。

卵の殻も乾かしてから砕いてください。

7月7日

畑にまく

乾燥させた魚粉状のだし殻を、家庭菜園の畑やプランターに混ぜて使用します。

また、追肥として根元にまくのも効果的です。

筆者
筆者

だしパックは冷蔵庫内で乾燥させていたら、案外虫はきませんでした。

窒素やリン、カリウムなどの栄養素が含まれており、葉物野菜や根菜に効果があります。

実際にだしパックを肥料にした効果は?

実際にだしパックを肥料として使った植物をご紹介します。

種から育てた鉢植えのパプリカ

種から育てたパプリカにもだしパック肥料を与えてみました。

植え付け後にだしパック肥料をまいています。

左側の鉢にだけだしパック肥料をまきました。

8月6日

卵の殻も混ぜています。

その結果は以下のとおりです。

8月17日
9月3日

個体差もあるかもしれませんが、左の方が成長しています。

つぼみもつきはじめました。

種から育てた地植えのパプリカ

また、地植えにて。

種から育てたパプリカに、追肥としてだしパックと卵の殻の肥料を施しました。

20251006

ここまで大きくなり、実もなり始めました。

根元にまいただけです。

🧂だしパックの素材に含まれる主な肥料成分と効果

だしパックに含まれている主な成分と、肥料としてどんな効果があるのかをまとめました。

素材含まれる主な成分成分の効果(家庭菜園向け作物)
鰹節窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)、カルシウム、アミノ酸● 窒素:葉や茎の生長を促進(※多すぎると実つきが悪くなる)
● リン酸:花や実の付き・根の発育を促進
● カリウム:病害虫への抵抗力UP、果実の品質向上
● カルシウム:実のしまりを良くし、腐敗防止
いわし煮干窒素、リン酸、カルシウム、マグネシウム、鉄分● 鉄分:光合成を助け、健康な葉を育てる
● マグネシウム:葉緑素の構成要素、光合成に必要
あじ煮干し窒素、リン酸、カリウム、カルシウム● 特にリン酸が多く、トマトやパプリカなど実もの野菜に効果的
昆布カリウム、カルシウム、ミネラル類(マンガン、ヨウ素など)、多糖類● カリウム:果実の糖度向上、耐病性向上
● ミネラル:微量要素として全体的な健康を支える
しいたけ(干し)微量の窒素・リン酸・カリウム、ビタミン類、キトサン● キトサン:植物の免疫を高め、病気予防に有効(天然のバリア効果)

🍅作物別に見た成分の相性

どの作物にどの成分が有効なのかを表にまとめました。

作物必要な主な成分だしパック素材との相性と効果
トマトリン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム鰹節・いわし・あじ・昆布:実の肥大、甘み向上、病気に強くなる
きゅうりカリウム、リン酸、窒素(控えめ)、カルシウム昆布・いわし・あじ:果実の肥大や耐病性に◎
なす窒素、リン酸、カリウム鰹節・いわし・あじ:生育促進と実つきの両立に◎
モロヘイヤ窒素、カリウム、カルシウム、マグネシウム鰹節・昆布・しいたけ:葉物野菜の成長を促進、ミネラル補給に効果
えだまめ窒素(少なめ、根粒菌で足りる)、カリウム、カルシウム鰹節・昆布:窒素を与えすぎないよう注意、カリウム補給にちょうどよい
青じそ窒素、カリウム、マグネシウム、カルシウム昆布・鰹節・しいたけ:香りや葉の緑を良くする効果が期待
じゃがいもカリウム、リン酸、カルシウム昆布・あじ・鰹節:根の発達とデンプン蓄積を促す
だいこんカリウム、リン酸、微量要素鰹節・昆布:根の成長と肥大に効果、過剰な窒素は避けたい
にんじんリン酸、カリウム、カルシウム昆布・あじ:根の甘みと肥大に◎、鰹節は少なめ(窒素過多に注意)
レタス窒素、カリウム、マグネシウム鰹節・昆布・しいたけ:葉の成長と緑の維持、苦味の軽減にも
ピーマンカリウム、リン酸、カルシウム鰹節・あじ・昆布:実の付き・色づき・食味向上に◎
パプリカリン酸、カリウム、カルシウム、微量ミネラル鰹節・昆布・しいたけ:果実の色や甘み、病気に強い株に育てる効果

🌿ポイント

  • だしパックの魚成分(鰹・いわし・あじ) → 窒素・リン酸・カルシウムが豊富
    花や実をつける野菜全般に非常に有効です。
  • 昆布・しいたけ → ミネラルや補助成分が多く、土壌のバランスを整えたり病気予防に役立ちます。
  • 注意点:魚由来の有機物は分解が進まないと臭いや虫の原因になるため、乾燥またはコンポスト化してから使用することが必須です。

🧪まとめ:だしパック肥料が特に効く作物トップ3

  1. トマト・パプリカ・ピーマン
     → 実をつける野菜に必要なリン酸・カリウム・カルシウムが豊富!
  2. モロヘイヤ・レタス・青じそ(葉物)
     → 窒素やミネラルで葉の色・香り・ボリュームUPに効果的!
  3. じゃがいも・にんじん・だいこん(根菜)
     → 適量のリン酸・カリウムで根の肥大と糖分増加が期待できる!

⚠️注意点
魚系のだし殻は窒素が多いため、根菜類や豆類にはやりすぎ注意。乾燥・発酵などでしっかり処理してから、適量を施すようにしましょう。

今回原材料を参考にしただしパック(わが家で使用しているもの)はこちらです。

安くて大容量。

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